尊敬する人が増えました

竹内清文

2020年01月16日 15:15



こんにちは。先日の鹿児島出張では、最終日がオフで鹿児島観光をしました。

鹿児島シティビューというバスで市内を観光しましたが、街全体が博物館のようで、見るものがたくさん。
江戸の幕末から明治初頭に特に有名な方がたくさん生まれた鹿児島市は、まるで一つの国のようでした。
その中でも特に印象に残ったのが、写真の仙厳園(せんがんえん)でした。


もともとは、島津家の別荘で、今では観光地として有名です。

実は私は高校時代日本史が大の苦手で、漢字がたくさん、覚える年号もたくさんで、あっという間にギブアップ。
なので、お恥ずかしながら江戸末期から明治初頭の日本の流れはほとんど分かっていなかったのですが、NHKの西郷どんを見て少し興味を持つようになり、少しずつ勉強した次第でした。

今回訪問した仙厳園には隣接の資料館「尚古集成館」もあり、とても勉強になりました。
特に島津斉彬については、今回ほぼ初めて勉強したのですが、知れば知るほどただただ「すごい」の一言の方。
きっと偉人とはこういう方を言うのでしょうね。

日本が鎖国をしていた時代に、西洋の力を知り、日本を富国強兵するために色々な試みをされています。
一番驚いたのは、オランダ語の書物だけで、技術者も海外から呼ばず、反射炉・溶鉱炉というを建設させたり、日本初の蒸気船も作らせたこと。


今でも反射炉跡が残っていました。
失敗を繰り返しても、必ずできると技術者を励まし続け、ゼロから作り上げたところが本当にすごいと思いました。

また、戦力だけでなく、書籍や薩摩切子といった文化面にも注力しており、幅広い取り組みをされていました。

知っている方には当たり前のことなのでしょうが、私は今回初めて島津斉彬の人生を知り、心から尊敬の気持ちがわいてきました。
西郷隆盛や大久保利通などたくさんの方が慕っていたのも、こういうことかとよくわかったのでした。
私ももしこの時代に近くで接していたら、この人の近くで学びたいと思ったと思います。

西郷隆盛のような波乱万丈な人生ではないので、テレビドラマでも主人公にはならない方だと思いますが、
現代でもこのような頭のいい、意思がはっきりとした、そして周りから慕われる方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。
昔の日本は本当にすごかったのだと思い、鹿児島がさらに好きにもなりました。
鹿児島、奥深いです。

有名な西南戦争や様々な歴史上の出来事も改めて学び、本当に勉強になった1日でした。




本館の建物の中も素晴らしく、少しお殿様の気持ちを味わさせていただきました。

高校の頃は歴史にはなかなか興味も持てず、勉強もしなかったのですが、
大人になって触れてみると、心動かされることがたくさんあり、もう一度きちんと勉強したくなりました。

是非みなさんも、鹿児島に行かれた際は、仙厳園に行かれてみて下さい。
そこから見える桜島も絶景でしたよ!お土産屋さんも充実していて、しっかり観光できる場所でした。

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