他人のガラクタには手を出さないで

竹内清文

2020年04月28日 13:49



こんにちは。
昨晩はオンライン英語教室でした
生徒さんは宮城県の方。遠く離れた方ともテレビ会議アプリzoomですいすいできます。特に、板書ができること、そしてパソコンでの音声再生がとてもクリアに相手に聞こえるということ、この2つがレッスンをしていてとっても助かっています。
楽しい、役立つレッスンを提供できるよう、これからも頑張ります。

さて、ゴールデンウイークも始まりましたが、今年は家にいる人が多いと思います。
これまでガラクタ整理のことを少し書きましたが、今日もワンポイントアドバイスします。是非ゴールデンウイークのお家でのガラクタ整理に活かしてみて下さいね

「他人のガラクタには手を出さない」
です。

私のように一人暮らしの方は感じられないことだと思いますが、ご家族や友人などと一緒に住んでいる場合、その人のガラクタが気になることもあり、さらにそれがもめごとになることもあります。

「玄関の○○、ずっと置いてあるけど、片付けてくれない?」
「リビングの○○を使っているところを見たことないから、もう捨てていい?」
「なんでうちの××は物を取っておくばかりで捨ててくれないんだろう?」

こんな不満やお悩みは同居人がいる方であればどなたでも経験したことがあるかもしれません。

そんな時、例えば、相手に片付けて欲しいと言ったことがある方もいるかもしれませんし、相手に内緒で勝手に片づけた、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、その後どうだったでしょう?相手は喜んでくれたでしょうか。

ほとんどの場合、相手は怒ったのではないでしょうか。

言えば言うほど余計意固地になって片付けなかったり、
勝手に片づけると、なんで勝手にやったの!と怒られたり。
たかが物ですが、その物がきっかけで、けんかやもめごとになることも。

他人のガラクタはとても気になるとは思いますし、悩みの種かもしれませんが、ガラクタ整理師の私からのアドバイスはとにかく自分の物の整理に徹し、相手のガラクタには「ノータッチ」。

相手に整理して欲しいと言えば言うほど、してくれないものです。
周りはよかれと思ってその人の物を処分するのかもしれませんが、承諾なく勝手に処分されると、相手は怒るものです。
周りから見てどれだけガラクタでも、その人にとってはその人の持ち物で、その人に処分するか、とっておくか決める権利もあります。

また、皮肉なことに、他人のガラクタが気になるそのご本人に、実はガラクタがたくさんあることもあります。
ガラクタを持っているのに、人に整理を薦めても相手は聞いてくれるはずはありません。

例えば、スポーツを指導しているトレーナーさんが肥満体型だったらどうでしょう?
ダイエットに効く運動です!と薦められても、
「え?だってあなた太ってんじゃん?」
と説得力ゼロですよね
逆に、その人の言うことは聞かないでおこうと思ったり。

整理も全く同じです。
ガラクタがたくさんある人から、整理をしましょうと言われても、
「あんたのガラクタたくさんあるよ」
と相手は思うだけ。

ですから、まず、ご自身の持ち物をガラクタ整理しましょう。
自分のものを徹底的に整理するのです。
すると、不思議なことに、相手は別に薦められなくても整理を始めたりします。

先の運動と同じ、
トレーナーさんがとてもいい筋肉質な体型をしていると、その人が勧誘しなくても、まわりは興味を持ちますね。
「このトレーナーさんどうやってこんな体を維持しているんだろう?」
「この人のやっていることならまねて自分もあんなふうになってみたい!」
と、あこがれをもつこともありますね。

ガラクタ整理も、ご本人が整理をきちんとされ、物のすっきり片付いた生活をされていると、必ず周りは見ているものです。
「整理っていいのかも。自分もちょっとやってみようかな?」
という気持ちになります。

また、ガラクタ整理は他の人にも広がるとよく言われます。
ある人が整理をすると、その家族や友達が、知らず知らずに整理を始めているということもあるんですよ。

それは同じ空間に住む人とも限りません。
以前、ガラクタ整理講座を受講された方で、海外に住んでいる方がいましたが、遠く離れた日本のご友人が整理を始めたという知らせが入ってびっくりしたとおっしゃっていることもありました。

ご本人が整理を始めたら必ず周りも整理をするとは言い切れないのは事実です。
ご本人がどれだけやっても、周りがやってくれないこともあります。
ただ、周りにやってもらおうと、意固地に何度も言っても、そして勝手に整理しても、その人が喜んだり、人間関係がよくなるというのは本当にまれで、おおよその場合はその人との人間関係をこじらせます。

外出自粛が続き、どうしても同居人の方の物に目が行きがちだとは思いますが、
そちらに気持ちを向けるのではなく、まずはご本人のものを整理してみませんか?
まずは自分が変わるところから。まずは自分が整理をすることから。

自分の持ち物をしっかり整理されれば、必ずご本人の内面もすっきり整理されていきますし、
自分の周りが整理されることで、日々気持ちよく生きていくことにもつながります。

「物の整理は心の整理」です。

ぜひ、ご自身の持ち物をガラクタ整理して、すっきりなお家でのゴールデンウイークタイムをお過ごしください

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