ガラクタ整理も、勉強も、やらなければいけないことは始める前が一番嫌

竹内清文

2020年06月08日 09:55



おはようございます!

北海道大学大学院修士課程を修了し、哲学倫理学が専門の私ですが、実は本を読むのは苦手です
短いものであれば読めますが、長いものになると相当興味があるものでないと読めません。

それなのに、大学時代は家に本がたくさんありました。
研究のために読まなければと本屋で色々買ったのですが、好きではないので読まないままたまりにたまって、本棚にはただ並べて読まない本が400冊くらいはあったと思います。
ガラクタ整理に出合って、そうした本を徹底的に整理し、一時期は3冊だけになりました。

そんな本がとっても苦手な私が本を三冊も書かかせていただいたのですが、
最近少しですが、読書もするようになりました。

今読んでいる本が冒頭の本です。
坂野潤治著「日本近代史」ちくま新書
450ページ程の割と分厚い本です。

実は読書も苦手な私ですが、もう一つ苦手なことが、歴史。
特に漢字の人名や地名等がたくさん出てくる日本史は大の苦手で、高校時代は習ったかどうかも記憶にないくらいのアレルギーがあります。
特にその中でも、近代史が苦手です。

幕末、明治維新、明治、大正、昭和、第2次世界大戦といったあたりは人の名前も、出来事もぐっちゃぐちゃ。
薩長同盟とか、新選組とか、勝海舟とか、
あー、もう本当に何がなんだかっていう状態でした。

そんな一番苦手意識のある日本史をもう一度勉強してみようと、最近本を読んでいます。
今読んでいるこちらの本より前に、日本史概論の本を買ってざっと読み、さらに深く勉強しようとこの近代史の本に手を付けました。

分厚い本で、なかなか読み進めるのにも時間はかかっていますが、あと100ページ程度で読み終えるところまでやってきました。
どれだけ知識として残っているかは自信がありませんが、少しずつでも日本史を勉強しようと、コツコツやっています。読書が苦手、そして漢字の多い日本史が苦手な私がこうした分厚い日本史の本を読んでいるのは、我ながらとってもびっくりです。


みなさんも苦手なことありますか?

6月に入りましたが、ガラクタ整理にもちょうど良い時期で、1年の折り返しの6月は、12月と同様大掃除の時期です。
日本は以前から、12月だけでなく、年の折り返しの6月も大掃除をして、古いものを整理し、新しい流れを呼び込む慣習があったそうです。
神社の大祓という儀式も、12月末日だけでなく、6月末日にもあるんですよ!

新型コロナウイルスの拡大とともに、物の整理をされている人も増えていると聞きますが、
周りはできているのに自分は手が付けられていないと、焦ったり、できなくて余計イライラしている方いませんか?

やらなければいけないと思うほど余計に億劫で、
手が付けられないともっと嫌になり、さらに手が付けられなくなっていく。。。
ガラクタ整理はそんな状況に陥りやすいものです。

しかし、朗報があって、実は、
「人はやらなければいけないことはやる前が一番嫌」
なんです。

実際皆さんも人生で、やらなければいけないことをいったん初めて見ると、そんなに嫌じゃなかったっていう経験をされていると思います。
英語の勉強をしなくちゃと思って、やる前はすごく嫌だったけど、やってみるとそんなに嫌じゃなかったとか、
仕事の企画書を書く前は追い詰められて本当に嫌だったけど、書き始めると案外すいすい書けたとか、
シンクにお皿が溜まって、皿洗いしなくちゃと気になって嫌な気持ちだったけど、いったん洗い始めるとあまり嫌じゃないとか、
このように、人はやらなければいけないことはやる前が一番嫌で、やってみるとそんなに嫌ではないものなのです。

ですので、ガラクタ整理も本当に大切なことは、始めることなのです。
以前も始めることが終わらせるためのベストな方法と書きましたが、本当にそのとおりで、
一旦始めると終わりに向けスタートできますし、始めなければ終わりません。

そして嫌な気持ちも始めなければ消えませんし、始めると案外嫌ではないものです。
ですから、やる前に嫌だなあと思う時は、その時が一番嫌なのだと自覚して、とにかくちょっとでも始めることです。

そしてやり始めると、もっとやりたいと思ったりするものです。
洗う前はすごく嫌だったお皿も、1枚洗うともっと洗いたくなったり、
企画書を書く前はすごく嫌だったのに、書き始めるともう10分書いてみようと、もっと書いてみたり、
と、やる前が一番嫌、そしてやり始めるともっとやりたくなる、
これが人の心理のようです。

ですので、とにかく始めましょう。
いきなりたくさん始めなくていいです。
最初のハードルは本当に低く。

簡単なすぐ手放せるガラクタを整理、
10分整理が嫌だったら、3分整理、
3分もきつければ1分!

こんな風に簡単なものから、そして短い時間で、とにかく手を付けてみましょう。

私も、本当に苦手な読書と、日本史、やる前は本当に嫌でしたが、読み始めるともう1ページ読んでみようかなって、
450ページもある日本史の本をあと100ページまで来ているわけですから。

皆さんも出来ますよ

「人はやらなければいけないことはやる前が一番嫌」
是非ちょっとでもいいから始めてみましょう
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