コザ高校定時制のみんなにLGBT講演。いろんな生徒がいて素敵な学校!

竹内清文

2016年11月26日 13:31



沖縄が極寒で島中が震えた日、
(ちなみに最低気温19度。)
僕はタンクトップでコザ高校定時制へ!

生徒のみんなに、LGBT・性の多様性の話をしました。
素敵な学校でした!

生まれて初めて、定時制の学校に入りました。
学校は1時間目が4時台から始まり、2時間目は5時台。

5時まで仕事をしていたりする生徒でも参加できるようにということで、
2時間目からが必修科目の授業だそうです。
終わるのは9時くらい。

先生も1時から夜10時までの勤務。

僕が体験したことない世界で、
いろんな発見の連続でした。


教頭先生と担当の養護教諭の先生は、
極寒の中外で待ってくださっていて、
それにただただ頭が下がりました。

教頭先生と始まる前に話しながら、学校のシステムや、
生徒のことを聞いたのですが、

「寒い日は休む生徒もいるんです。」
「雨の日は来ない生徒もいるんです。」

と、寒かったり、雨だったりしたら来ない、
なんて、
もちろん学校だから卒業するために来なくちゃいけないという最低限のルールはありますが、
その生徒の自由さに、

思わず笑ってしまいました。

僕も、そういうとこあるなあ。
雨だったら行きたくないなあ、
思います。


実際に講演をする時になって、
集ってきた生徒達は40名ちょっとくらい。
全校生徒の約半分だったそうですが、
いろんな子がいて本当に前に立っていて楽しかったです。

なんか、
こう、
友達になれそうというか、
すごく、
人間味がある子が多いんです。

そして素直。
つまんないな、と思ったら話出すし、
ずっと目を合わせない子もいるし、

でも逆に、
目をキラキラさせて聞いてくれる子や、
たくさん質問や発言をしてくれる子もいて、

なにかこう、
心が温かくなりました。


きっといろんな理由や背景があって、定時制を選んでいる生徒達だと思うのです。
苦労もしたり、僕には想像もできない事情もあったりするんだろうけど、
でも、
彼らがとっても人間らしくて、
僕は大好きになりました。

生まれ変わったら、定時制に通いたいな、
こんなにユニークな人たちが集る場所。

そう思いました。いろんな出会いがありそう!


LGBT・性の多様性についても詳しくお話したのですが、
みんな一生懸命聞いてくれているのが伝わって来ました。










感想から、
いろんな文字、
いろんな言葉、
いろんな思いが伝わってきて、

じーんとしました。
温かい。
なんか「かわいい」!

そんな生徒達の声。


みんな、
これからも自分らしさを大切に、大きくなってね!
応援しています。


本当に、こんな機会をいただけていることに感謝です。
なかなか普段接することが出来ない高校生たち。
そんな彼らに一生懸命伝える日々。

本当に幸せです。


ps ある高校の生徒の感想に、自分は「ハーフ」で、いいこともあるけど、嫌なこともいっぱいあって。でも講演を聞いて元気と勇気が出た、自分らしくいることは悪いことじゃないんだって思えた、という声があって、これは本当にうれしかったです。
 LGBTの当事者にももちろん伝えたい講演ではあるのですが、それ以外にも、人と違うことで悩んでいる人に、とにかく「大丈夫だよ」って伝えたい、そんな思いです。

 そう、周りと違っても本当に大丈夫!ちゃんと大人になれるし、ちゃんと仕事もできるし。未来はあるから!自分らしさが宝物だから!


pps 12月3日(土)にコザインターナショナルプラザ(KIP)さんで、「LGBT・性の多様性入門講座 ~自分らしさを大切に~」をします。まだまだ参加者募集中です。無料のイベントでもありますし、「講座を通じて知った個人情報は口外しない」というルールのある安心安全な場ですので、ぜひお気軽にどうぞ。詳細→こちら



KIPさんがかっこいいチラシを作ってくださいました
関連記事