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30年経っても変わらないやさしさ

2018年05月15日

30年経っても変わらないやさしさ


おはようございます。
5月に入りLGBT・性の多様性講演会が本格スタートし、岡山、石垣と出張を終え、ようやく少し休憩ができています。
5月4日の地元岡山県の鏡野町で開催した講演会には本当にたくさんの方が集まって下さり、約60名ものご参加をいただきました。
一昨年度からスタートした地元での講演会ですが、今年度が一番人が集まってくださいました。主催のみうらさん(写真右)や、協力くださったみなさんのご尽力のたまものです。
大きな花束もいただきました。ピンクのお花とレインボーのお花キラキラ 

本当にありがとうございます!

30年経っても変わらないやさしさ


会場は、鏡野町奥津にある花美人の里という温泉でした。
僕は初めてお邪魔した場所だったのですが、ホールがとても素敵でした。壁から天井にかけて木を使ったデコレーションがあり、こんなにおしゃれなホールが岡山県北にあったなんて驚きでした。
素敵な会場で講演させていただけるというのは本当に幸せなことです。

30年経っても変わらないやさしさ


会場には岡山で農業をしていたり、何か作品を作っていたり、お店をしたりしている方も出店していたのですが、母校津山高校の同級生の坂本君はお子さんと一緒に。
お子さんには何年か前にあったことがあったのですが、覚えていてくれてうれしかったです。
坂本君は石窯ぱんやnicoというお店をされていて、この日はピザを焼いていました。講演会前に一枚いただいて、元気チャージ!

他にも津山高校の同級生や後輩がいて懐かしい会場でした。

講演会には地元の方、学校の先生、保護者の方などさまざまな方が参加くださっていましたが、
遠く県南から(2時間くらい車でかかります)いらした方や、隣の県の鳥取県からいらした方もいました。
本当にありがたいことでした。

田舎は周りと同じでなくては、というプレッシャーも大きくて、LGBTを始めとして、周りと違う存在の人にとっては生きづらさを感じることもある地域でもあります。
「周りと違っても大丈夫」という声を待っている人はたくさんいると思いますし、特に子どもに対して大人が肯定的な声掛けをしてあげることはとても大切だと思っています。
沖縄の学校での講演会活動の取り組みを紹介しながら、自己肯定感と多様性の尊重の心を育む大切さを一生懸命お話しさせていただきました。

終了後は本のサイン会や物販、賛助会員や寄付の受付もしましたが、本当にたくさんの方がご購入下さり、また賛助会員になって下さったり寄付もして下さったりして、本当にありがたいことでした。

僕はサインをさせていただきながら、参加者の方と少しお話しもさせていただきましたが、感想を伝えてくださる方や、是非学校で講演会をして欲しいというリクエストを下さる方、実現できるように動いてみます!という方もいました。

そしてある方が話しかけてくださいました。

「もしかしたら私が広戸小学校に赴任していた時にいた竹内君ではないですか?」
と。

お名前をお聞きしたら、そう、あの養護教諭の花房先生(旧姓)!
僕が小学校の時ですから、もう30年以上前のことですが、僕も花房先生のことをよく覚えていましたし、先生も僕のことをよく覚えていてくださったのでした。
まさかまさか、こんなところで再会できると思っておらず、とってもびっくりびっくり!
当時の学校を思い出しながら、いろんな話をさせていただきました。

そして、僕からは是非先生に感謝を伝えなければと思って、あるお話をさせていただきました。
花房先生が小学校にいらした時、僕は何年生だったかははっきり記憶はないのですが、
その日は下痢をしていて、学校で我慢できず、うんちをパンツにもらしてしまったことがあったのでした。

保健室でパンツをはき替えたり、きれいにしたりしていたのですが、
それをある男の子たちが見て笑ってからかってきたのでした。
僕としてはただただ恥ずかしくてたまらなかったのですが、
その時に、花房先生が、「下痢をしていたらもらしてしまうのは誰でもあることだし、当たり前で、笑う人のほうがおかしい」と僕をかばってくださったのでした。

その言葉で僕は本当に救われたのでした。
もう30年以上前の出来事ですが、はっきりと花房先生がかばってくださったのは覚えていて、本当にありがたかったなあとたまに思い出すことさえありました。


このタイミングでぜひ感謝を伝えなければと思い、花房先生にそのことをお話しました。
先生は覚えてはいらっしゃらなかったのですが、でもお話をしながら、30年以上前のあの優しく守ってくれた先生の雰囲気はそのまま今もありました。
僕はちょっとウルウルうわーん

養護教諭の方のように子どもを守る、まさに「擁護」する方が学校にいることで救われる子は必ずいると思います。
僕も本当にそうでした。
花房先生のやさしさできっと多くの子どもたちが救われてきたんだろうなあと思います。

最後に記念撮影をさせていただきました。
30年経っても変わらないやさしさ


写真を見ても、やはり優しい雰囲気がそこにはあります。

人の本質って本当に変わらないんだなあって思いますし、
変わらないやさしさを持ち続ける花房先生を見て本当にすごいなあと思いました。

感動の再会でした!


そして、地元の新聞の山陽新聞さんと津山朝日新聞さんがこのように大きな記事にもして下さいました!
30年経っても変わらないやさしさ


30年経っても変わらないやさしさ



津山朝日新聞さんは夕刊トップ記事!

山陽新聞さんのほうが先に記事が出たのですが、
それを見て、父も母もちょっとびっくりもしていて、田舎ですからいろんな人が新聞を見て僕がゲイだということを知るわけです。

でも母も、「いいことをしているんだし、応援してあげないと」と。
そして、先日の誕生日の日には、電話があり、
近所の仲良しの方がこの夕刊をご覧になり、母にわざわざくださったそうなのです。とっても大きな記事で立派だと。

母もうれしそうで、大切にとっておくからね、と宝物にしてくれているようです。


26才で両親にカミングアウトをして、受け入れてもらえたのは39才の時。
13年もかかって、自分としてはあきらめていた時もありました。
それでも今こうして受け入れてくれていて、誕生日に母とこんな話もできて。

講演会ではたくさんの方がご協力してくださり、今までで一番多くの方が参加してくださり、
そして30年以上ぶりに花房先生とも再会ができて。
こんなに幸せなことはないなあと思っています。

神様からのプレゼントのように思います。


講演会に来てくださったみなさん、本当にありがとうございました!
そして、主催のみうらさん、本当に貴重な機会をありがとうございました晴れ


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こちらにカミングアウト全文があります。


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Posted by 竹内清文 at 09:21│Comments(0)LGBT自己肯定感講演会・イベント
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