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行政に見える存在になる、それが勇気や希望になります。

2015年10月27日

行政に見える存在になる、それが勇気や希望になります。


今朝は早朝から杉並区役所へ。

職員課課長さんと区の行政職員のみなさんへの研修にLGBT(性的マイノリティ)のことを含めて頂くための打ち合わせに。

職員課長さんと30分弱の打ち合わせになりましたが、
本当に実り多いものになりました。

行政職員の研修には、例えば、新人研修、主任研修、係長研修などの階層別研修があって、そこで人権について必ず研修されるそうです。
これまでも、「性的マイノリティ」という言葉が含まれてはいたものの、正しく職員のみなさんが理解したり、人権の観点からどのような行動が必要か、ということについては正直深めていなかったということでした。

しかし、今後は、そうした研修を精査して、性的マイノリティについてもきちんと含めていくよう、前向きに検討くださるとのことでした。

また、将来は、僕たちのような当事者を講師に呼んで職員に話をしてもらう、そんな機会も出てくるのではないか、とおっしゃって頂きました。


とても真摯に話を聞いてくださり、
公務員としてどのような役割を果たすことができるか、検討していきたいという姿勢に、
本当にうれしかったです。


人口の7.6パーセント存在する、
それがLGBT(性的マイノリティ)。
今年電通ダイバーシティラボさんが調査された結果です。

職員課長さんは、正直に、これほどたくさんいるとは正直把握していなかった、
とおっしゃって下さいました。

そしてこれほど存在しているのだから、行政としてきちんと取り組んでいく必要がある、とその認識を示してくださったのですが、
本当に、この「数字」に助けられています。


なぜかというと、LGBTのことを行政や学校に訴えると、

「いないですよ」

「相談はきていません」

「出会ったことはありません」

と、その存在を認めてもらえないことがあるんです。


僕たち当事者は、偏見や差別をおそれて、仕事がしづらくなる、家族関係が悪くなる、幸せな人生を送ることができなくなる、とその存在をオープンにすることができないことがほとんどです。
僕はこうしてオープンにしていますが、自営業で自由にやっていて、組織にも所属していないからやりやすいのであって、
なにか組織にいる方は本当に大変だと想像します。

でも、その結果、「いないもの」とされるんですね。

テレビでは見たことあるよ、
雑誌では見たよ、

でも、

身近にはいない。


そんな存在がLGBT(性的マイノリティ)です。
いないものとされているんですね。

だから、こうして行政や、学校や、いろんなところに、「いる」ということを示していくこと、
いるということを認識してもらうことは、
本当に、本当に大切です。

今日の打ち合わせでも、7.6%いるということがある意味「決め手」になったような感覚もあります。

こんなにいるんだ。
こんなに声があげられないんだ。

そう認識すると、対応が変わってくる。


ちょっとずつ、ちょっとずつですが、まずは身近な杉並区から、こうして行政のみなさんに認識してもらうこと、認知してもらうことを続けていこうと思っています。


職員課長さんにもお伝えしたのですが、
僕たち当事者にとって、行政に認識してもらえること、行政がその人権や、どのようなサポートが出来るか考え始めること、というのは、ものすごい、勇気になります。

統計では、同性愛者はそうではない人に比べて、6倍近く、自殺未遂率が高いといわれています。

社会から変な目で見られる、
誤解され、理解されない、
声が上げたくても声があげられない、
相談が出来ない、
将来が描けない。

一人で悩んでいる人が本当に多いと思います。


そんな時、

行政が認識してくれ始めた、
その対策を考えてくれるようになった、
日本も変わってきた、

もしそう思えたら、その人の命も救えるかもしれません。

希望が持てる、

そう思うんです。


今日の打ち合わせをしながら、すぎせく 杉並・性的マイノリティ共生の会の竹内清文としてだけでなく、
38歳の1人のゲイとして、とてもうれしかったんです。

話を聞いてもらえる、
存在を認識してもらえる、
大切にされる、

そう、大切にされている、という感覚が希望や勇気になるんです。


勇気や希望。
これが持てれば。
人生だって変わりますよね。

ちょっとずつ、ちょっとずつ、
よくなってきているのを感じます。


これまで取り組んでくださった先達のみなさんへの感謝の気持ちも生まれます。
10年前には考えられなかった今の状況。
本当に日本も変わって来ました。

これからも希望と勇気を持って、
前に進めたらうれしいなと思います。


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