2021年04月06日
こんにちは。
令和3年度になりました、NPO法人レインボーハートokinawaの活動も本格スタートです。
さっそく先日沖縄カトリック中学高等学校にて、校内研修(先生方の研修)の講師をさせていただきました。
質疑応答の時間もたくさんご質問を頂き、皆さんの関心の高さを感じました。
研修会実施に向け、ご調整いただいたりご準備いただいた皆様に心から感謝申し上げます。
はじめてお邪魔した沖縄カトリック中学高等学校、以前から存在は知っていてもなかなかお邪魔する機会がなく、今回大変貴重な機会となりました。今月末には生徒たちへの講演会も予定されています。(感染対策のため、zoomでの予定)
新聞記事を見たことがありました、など、以前から講演を聞きたいと思ってくださっていた方がいました。大変うれしく思いました。
年度で言えば、2016年度から講演しているわけですから、6年度目の講演活動です。継続するとこうして広がってくるのだと感じます。
ニュースでも皆さんご存じかと思いますが、先日沖縄県は、性の多様性尊重宣言(ちゅら島 にじいろ宣言)を出しました。
宣言内容はこちらにあります。
実はこの宣言文作成の一委員として関わらせていただいていたので、無事出されてホッとうれしく思うとともに、発出に向けご準備下さった関係者の皆様に、心から感謝申し上げます。
全国的にも、都道府県が性の多様性を尊重する宣言を出すことは初めてのことだそうです。
一人ひとりの人権や命を大切にするとても素晴らしい文章だと感じています。是非一人でも多くの方に見ていただきたい宣言です。
もちろん、宣言ですから、何か法的な拘束力のあるものではありません。
しかし、こうした宣言が県から出たことで、県のさまざまな機関の取り組みの根拠になっていくと思われますし、
学校教育でも、県の宣言をもとに、性の多様性や、一人ひとりの人権を大切にした教育がより進んでいくことが期待されます。
沖縄県に拠点を置いている当法人も啓発活動をより一層頑張らなければと思っています
また、先日LGBT・性の多様性についての理解が広がっていることを感じる出来事がありました。
私がいつも通っているある散髪屋さんがあるのですが、その店員さんから、
「竹内さんですよね?」
と、話しかけられたのでした。
これまで何度かその方に切っていただいていたのですが、話しかけられるのは初めてのことでした。
ニュースを見て私が講演活動をしていることを知って下さったそうなのです。
「LGBTQって言われていますがQってどういう意味なんですか?」
「先生の研修ではどんなことを話しているんですか?」
など、質問をいろいろして下さって、会話も弾みました。
「性の多様性っていうんですよね」
と関心をお持ちでした。
大学時代に生まれて初めてゲイだとカミングアウトをした私ですが、バスや電車で隣に座っている人がゲイであることだってあって、それが自然なことってなればいいなあと、当時思っていました。
あれから20年。43歳になって、散髪屋さんで普通に店員さんと話しができているということが、小さなことかもしれませんが、うれしく心温まる出来事でした。
別に特別なことじゃなくて、周りにいて当たり前といった世の中になればいいなと、改めて思います。
そのために一つ一つ前進していく必要があるのでしょうね
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